​雄飛台

​日本航空学園理事長 梅沢重雄BLOG

2018/07/11

昭和九年二月、義三は甲府練兵場で試験

飛行を実施した。また翌月には、第一期

機関練習生三十五名が卒業した。

 義三は、その昔、自分が羽田の飛行学校で

初めて飛行機に乗り雄大な感動を得たように、

飛行機の魅力を一人でも多くの人に知って

ほしかったのである。そして飛行機への

理解を高め、山梨における飛行場建設の

協力者を増やしたい思いもあった。

 なにしろ莫大な費用が係る一大事業で

あるから、自己資金だけでは十分でない。

山梨の政財界などからの支援も得て、

一歩ずつ学校を学校らしく整えていった

のである。

 その頃、山梨日日新...

2018/06/29

義三が山梨に戻ってから二週間後、立川

飛行廠から文書が届いた。広瀬中将から

手配された飛行機を受け取りに来るように、

というお達しである。

 義三は、早速、立川に向かい、大型貨物

自動車に解体した飛行機を乗せて運搬した。

大型のサルムソン式二百三十馬力の飛行機

である。

 まだ格納庫がなかったため、自宅裏の倉庫

に保管した。

 とにもかくにも、まずは飛行機を入手する

ことができたのである。

 やっと飛行学校らしい基盤のひとつが

得られたのだ。

 これを弾みに、飛行場の建設を促進する

のだ。飛行機があれば、飛行場建設に協力

して...

2018/06/05

飛行場をつくる!

 その強い意志の実現に向けて、義三は研究

を重ね、どうすれば進捗できるかを画策した。

東京の逓信省航空局へも相談にたびたび足を

運んだ。

 来る日も来る日もそのことに注力している

と、何らかのチャンスが得られるものである。

義三は、埼玉県の陸軍所沢飛行学校の校長を

務める広瀬猛中将が山梨県出身者だという

情報を得たのだ。何か糸口が得られるかも

しれないと思い、すぐに広瀬中将に面会を

申し込んだ。

 念願の広瀬中将との面談の場で、義三は

緊張しながらも、自分も飛行学校で学んだ

身であること、国家情勢における...

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